製図の書き方は「手書き」と「CAD」の2種類

建築や機械、アパレルなどの業界で設計製図を行う際には、手書きとCADの2種類の方法があります。以前は全部手書きであったものを、コンピューターで製図を行うCADのシステムが用いられるようになりました。このCADとは「Computer Aided Design」の略で、キャドと読みます。スマホや電化製品など、私たちの周りにもある数多くの製品を作る際に、図面は必ず必要なものです。図面をコンピュータで作図するCADは、分野によってそれぞれの種類や特徴があります。

CADを導入する利点は?手書き図面のメリットは?

CADを導入することによって、手書きより大幅に時間短縮できます。図面では線の太さや種類で仕様が変わりますが、CADの設定によって簡単に均一の線を書くことができ、細心の注意が必要だった修正や削除も正確に行えます。データで管理するため、保管場所の確保は不要で、複数の人で図面の共有も可能です。

それに対して設計製図を手書きで書くと、時間は掛かるし、修正は容易ではありません。しかし手書き図面には、手作業ならではの味わいや雰囲気が出ます。住宅の完成図を、手書きで微妙にデフォルメしたもので仕上げる建築家もいます。これはコンピューターで出来るものではありません。また手書き製図では、設計者の設計力がそのまま現れます。

CAD導入でおさえておきたいこととは?

利点が多々あるCAD導入、おさえておきたいポイントは何と言ってもコストです。PCやプリンターなど初期投資やメンテナンス、ソフトウェアのバージョンアップにも費用が掛かります。データの共有を他社と行うのであればソフトウェアを互換性のあるものを選ばなければいけません。また、手書きの設計者がCAD操作に慣れるまでの時間も必要になってくるでしょう。

電気CADは、従来手書きで作成してきた電気図面を、パソコンのソフトを用いて描画できます。更に、工事の積算に必要な情報を登録すると、見積書や請求書の作成といった付帯業務まで、一気通貫で効率化できます。